中途覚醒は何度も夜中に目が覚めてしまう症状
年配の方に特に多く見られる睡眠障害の一つが、中途覚醒といわれる、夜中に何回も目覚めてしまう障害です。
では、なぜこのような障害が現れるのでしょうか。
その原因は、体が求めている睡眠時間よりも、長い時間を床の中ですごしている場合、夜中に何度も目が覚めてしまったり、浅い眠りになってしまう場合があります。
高齢者の場合、定年退職をされていたり、子供が自立して自分自身の自由な時間が増えて、早い時間から床に入ることが多くなりがちです。
その一方で、代謝は若いときと比べると低下の傾向があり、運動量も比較的少なくなるため、体が求めてくる睡眠時間は減少します。
中高年の方なら、場合にもよりますが多くの場合、睡眠時間は7時間程度でも充分だといわれています。
では、次に対処法についてです。
とりあえず最初に、「少しだけ遅く寝て早く起きる」事を実行して、寝床にいる時間を短くします。
また、夜中目が覚めてしまったときに、真っ暗な中で静かだと気持ちが落ち着きにくいため、少し部屋を明るくしたり、ラジオを聞いたりするのもよいでしょう。
また、昼間に活動する量が少ない場合には、浅い睡眠となってしまうことがあります。
毎日続くような、運動を昼間に行い、それを習慣にしてしまえば、昼と夜の区別がつきやすくなり、体が求める睡眠も強くなります。