自分に最適な睡眠薬を使いましょう

場合によっては、不眠症の症状がある人に睡眠薬を使って治療を行うことが必要になる事もあります。

副作用の心配をされる方も多い睡眠薬ですが、不眠の症状や年齢などにあわせ、最適なものを使うことで、安全な治療を行うことが可能になります。

具体的に、睡眠薬を使った治療はどのように行われるのでしょうか。

不眠症が起きる原因はさまざまで、一例を挙げると、生活習慣や年齢を重ねることによる体の変化などです。これ以外にも原因は考えられます。

また、不眠症を治療するために、主に生活習慣を改善することが行われます。

ですが、それだけで不眠症がすぐに治る、というわけではないです。
そのため、まずは最初に負担になっている不眠の症状を解消する目的で、睡眠薬を使う治療を行います。

では、実際にどのような睡眠薬が使われているのでしょうか。

昔は、バルビツール酸系睡眠薬と呼ばれるものが使われていました。
これは、非常に高い効果があるものですが、使用しているうちに慣れてしまって、量を増やさなければ効かなくなったり、呼吸を抑制してしまったり、といった、安全面についての非常に大きな問題がありました。

現在、主に使われているものが、ベンゾジアゼピン関連物質といわれる種類のものです。

これは、比較的に副作用や慣れてしまうことが少なく、かなり自然な眠気を起こします。
安全性としては、かなり高い部類に入る、といってもいいでしょう。

効果については、眠りに穏やかに導く作用があって、作用時間が長いもの、そして短いものがあります。
また、不安を少なくする作用、緊張している筋肉をほぐす作用があります。

ベンゾジアゼピン関連物質には多くの種類があって、不眠のタイプなどにより使い分けられています。