睡眠薬の使用をやめるために何をするのか
睡眠薬を使い、安定した眠りになってくれば、薬の使用を停止することを考えていきます。
自己判断で薬を中止すると、かえって強い不眠になる事があります。そのため、薬を減らす場合には、担当する医師の指示を受けて、適切な処置を受けることが重要です。
また、薬をやめる方法については、主に漸減法と隔日法の二つがあり、両方とも薬を少しずつ減らしていくものです。
漸減法は、薬を毎日使い続けながら、少しずつ量を減らしていきます。
隔日法は、薬を減らしても安定した眠りが得られるようになれば、薬を服用する日を、例えば1日おきとしたり、さらに2日おきといった具合に、間隔を少しずつあけていきます。
ただ、薬を服用しない日には、眠くなるのが遅くなったり、普段と同じ時間に眠ろうとしても、眠れない場合があります。
この日には、眠気を感じてから寝床に入るようにしましょう。
そして薬の量、服用する日を減らしていくと同時に、生活習慣を正しくしていって、眠る量を最適なものに調節していきます。
患者の多くは、寝床にいる時間が長すぎてしまうことが多いので、薬を減らすとともに寝床にいる時間も徐々に減らしていきます。
ただ、薬の使用をやめた場合には、使っていたときと比べて眠くなる時刻が遅くなることは当然といえます。
患者自身にあった睡眠の量にすることが大切です。